麦茶はノンカフェインですし、どこでも売っていてお安いので、毎日の水分補給に子供に飲ませている方も多いのではないでしょうか。
我が家では、いつもお水か手作りした麦茶を飲ませています。
市販のペットボトルの麦茶を飲ませるのもよいのですが、ちょっとコスパが悪いし、置き場所をとるし、飲み終わった空のペットボトルがたくさんできてゴミ捨ても大変…。
やはり手軽に作れて安くてグビグビ飲める手作り麦茶は魅力的ですよね♪
手作り麦茶は腐りやすい
〈コープ九州より引用〉
このグラフを見ていただくと分かりますが、煮出した麦茶を急速に冷ましたあと、熱湯消毒した容器に入れて作った麦茶(緑)以外は、細菌の数が急激に増えていますね!
注目したいのは、水出しの麦茶(赤)よりも、煮出したあと常温で冷まして熱湯消毒済みの容器に入れた、麦茶(青)の方が細菌が増えるのが早いということ。
この実験結果の説明によると、麦茶(青)は、常温で長時間放置した間に細菌が増殖した可能性があり、麦茶(赤)はペットボトル入りの水を使用していますが、ティーパックを入れる時に細菌が混入したと考えられるとのことです。
普段何気なく飲んでいる手作り麦茶。もしかしたら、細菌が増殖して腐りかけた麦茶を平気で飲んでしまっているかもしれません。
大人ならまだしも、消化器系が未熟な乳幼児に飲ませてしまっては可哀そうですよね。
実験結果の通り、「煮出してやかんごと水を張った桶に入れ急速に粗熱を取り、熱湯消毒した容器に入れて冷蔵保存」という方法がベストなのですが、正直ちょっと面倒…。
そこで私が考える「簡単に作れて安心な手作り麦茶」の作り方を、オススメしたい順にご紹介したいと思います。
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1. 粉末麦茶を使う
お水に溶かして飲むタイプの粉末麦茶を、ストローマグやコップに入れたお水に溶かして飲みます。
我が家ではいつもこの方法で作っています。粉末麦茶を使うと、飲みきれる分だけ作ることができて衛生的ですし、濃さの調節もしやすいのでとても便利ですよ♪
ちなみに、赤ちゃん用のベビー麦茶と普通の麦茶では「味の濃さ」が違うだけですので、薄めてあげれば問題ないです。麦茶にはカフェインは含まれていません。
2. 水出し麦茶のティーパックで作る
水出し麦茶を使うと「煮出す」「冷ます」という手間が省けるのでとても便利ですよね。また、上記の方法では、消費量が多いご家庭の場合作るのが大変になってしまいます。その場合はティーパックでまとめて作ってしまいましょう。
- 耐熱容器に沸騰したお湯をなみなみに注ぎ5分放置し消毒する(シンクの中で行うと安心)。
- お湯を捨てて水出し用のティーパックを入れ、沸騰したお湯をティーパックがかぶるくらいまで注ぎ入れ1〜3分ほど蒸らす。
- 2にお水を規定の量まで入れて冷蔵庫で冷やす。
- お好きな濃さになったらティーパックを取り出して完成。
2はしなくてもよいのですが、このひと手間があると更にお美味しくなりますよ♪
3はミネラルウォーターを使う場合は日本のお水を使い、直接口をつけて飲んだものは細菌が侵入していますので絶対に使わないでください!
3. 煮出して作る
先程のグラフを見ると、一番早く細菌が増えた麦茶Bでも5日目までは一応安全に飲めますが、基準値を超えていないだけで3日目からは急激に細菌が増殖し始めています。
ですから1~3日で飲みきれる場合は常温で冷ましてから冷蔵保存でも大丈夫ですが、4日以上日持ちさせたい場合は急速に冷ましてから冷蔵保存する必要があります。
しかし、おそらくご家族で飲まれる場合は、常温で冷ましてもOKな「3日以内」には余裕で飲みきってしまいますよね!
そこでオススメしたいのは、あくまでこれは「私の独断と偏見による方法」なのですが、煮出した麦茶を熱いうちに耐熱容器に移して、その状態で粗熱が取れるまで常温で冷ませば、容器の熱湯消毒にもなって一石二鳥かもしれません^^
こうすると、「容器の熱湯消毒」と「急速に冷ます」の2つを省くことができます。
麦茶ポットはガラス製がオススメ
プラスチック製の麦茶ポットは、軽くて扱いやすくデザインも豊富でとても人気がありますよね。
しかし、一見扱いやすくて魅力的なプラスチック製ポットですが、熱湯による劣化やスポンジで洗うなどの日々のお手入れよってできる傷、またプラスチックの種類によっては環境ホルモンの心配もあり、長い目で見るとやはり丈夫なガラス製の方が安心ですし、長持ちするのでコスパも良いと言えます。
ご家庭によっては小さなお子さんが麦茶を自らコップに注いで飲むなんて場合もあるかもしれません。その場合は、逆にガラス製だと重くて落として割れてしまったら大変ですので、プラスチック製の方が安心かもしれません。
ストローマグは、逆流防止弁が付いてるものがオススメ
乳幼児の場合、まだ上手に飲めなかったり、ストローで遊んで食べカスが中に入ってしまうことも多いので、ストローに逆流防止弁が付いているものがオススメです。
まとめ
簡単にまとめますと、
- 飲む量が少ない、熱湯消毒と煮出すのと冷ますのが面倒なら → 粉末麦茶
- 飲む量が多い、煮出すのと冷ますのが面倒なら → 水出し麦茶
- 飲む量が多い、3日以内に飲みきるなら → 煮出し麦茶
ということになります。
実は昔、一人暮らしをしていた頃に、手作りしてからしばらく経った麦茶を飲んだら、変にトロミがあってビックリして吐き出してしまったことがあります^^;
おそらくあの麦茶にはとんでもない数の細菌がいたんでしょうね…。
クセが少なく飲みやすくて美味しい麦茶。どうぞ可愛いお子さんのためにも、安心で安全な手作り麦茶を飲ませてあげてください!
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