赤ちゃんがずり這いを始めたら、あっという間にあちこち動き回るようになります。
ずり這いやハイハイは、例え今日はできなくても、明日にはできるようになったりと、赤ちゃんの成長はとても早いです。余裕をもって、早めにお家の中の安全対策を始めましょう!
今回は、我が家で行なった赤ちゃんの安全対策をもとに、オススメの対策方法やグッズ、手作りのベビーガードの作り方やアイデアをご紹介したいと思います。
- 〈赤ちゃんの安全対策〉指挟み・イタズラ防止対策
- 家具、柱などの角は、コーナーガード(コーナークッション)でぶつかり対策
- コンセントまわりの感電防止対策
- ガス栓のイタズラ防止
- キッチンや階段にはベビーゲート
- テレビ台などの危ない家具家電はベビーゲート・ベビーサークル
- おわりに
〈赤ちゃんの安全対策〉指挟み・イタズラ防止対策
引き出し、扉、冷蔵庫のドアには、ドアロック・ストッパー
我が家では、テーブルに付いてる引き出し、洗面台の下の扉など、子供が触れられる引き出しや扉すべてに、このリッチェルのストッパーを付けています。見た目もシンプルで使いやすい♪
ロック部分は、横のボタンを押しながら開けるダブルロック構造で赤ちゃんが開けてしまう心配もなく、使用する場所に合わせてベルトの長さを2段階に調節できます。
剥がすときは、ドライヤーの温風をあてて温めて剥がします。
この類のストッパーは、100均でも販売されていますが、100均の商品は良くも悪くも当たりハズレがあるのでオススメしません…。
実は一か所だけ100均のストッパーを付けた引き出しがあるのですが、しばらくすると上のカバーのような部分が外れるようになってしまい、それなら撤去しようと剥がそうとしても、今度は引き出しに頑丈にくっ付いて全く剥がれず、仕方なく100均の使い物にならなくなったストッパーの上にリッチェルのストッパーを二重で付けるという形で使う羽目になってしまいました…。
ドアの指挟み防止
意外と忘れがちで、めちゃくちゃ危ないのがココ!
取っ手のあるドアが開く側もそうですが、その逆の蝶番のある側の隙間も、赤ちゃんが手指を挟んでしまう恐れがあります。
開く側は、赤ちゃんが近くにいた場合、存在に気付きやすく危険を回避しやすいのですが、逆側の場合は瞬時に気付きにくく、気付いた時には少し閉めてしまっていて赤ちゃんの指を挟んでしまった…というゾッとする話を聞いたことがあります。。。
うっかりでは済まない事態にならないよう、しっかりと対策をしておきましょう!
こちらが我が家で使っているストッパー。茶色もあります。
我が家は実店舗で上記のストッパーを見つけて(他に選択肢がなかったので)購入しましたが、こちらのフィンガー・アラートの方が高さがあるのでオススメ!
折れ戸の指挟み防止には、100均手作りガードが便利
折れ戸のように、くの字に曲がって開くタイプの扉やドアは、特につかまり立ちの頃の赤ちゃんが挟んでしまいやすいかもしれません。
しっかりと閉めていても、若干の隙間が開いていて、その隙間の部分に手を当ててつかまり立ちをすると、少し皮膚を挟んだ状態で赤ちゃんの押す力でしっかりと閉めてしまうことになり、大怪我とまではいかなくても赤ちゃんがとても痛い思いをしてしまいます。
実はこれ、娘がつかまり立ちをしていた頃に実際にあったことでして、中指の腹の皮膚を挟んで赤くなってしまい大泣きしてしまいました。。。
折れ戸が開かないようにすることは、先ほどご紹介したストッパーなどの市販品を使えばできますので、ここではこの隙間をガードするために手作りしたガードの作り方をご紹介します。
材料
- 100均のPPシート
- 貼って剥がせる両面テープ
作り方
① PPシートの端に両面テープを貼り、両面テープから1〜2cmくらいの幅をとりカッターで切る。
② 両面テープが貼られていない方の角をハサミで丸く切る。
③ 両面テープの端のライン(上の写真で言うと両面テープの左端のライン)が、隙間部分のドアの端(角)に沿うようにして貼れば完成!
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家具、柱などの角は、コーナーガード(コーナークッション)でぶつかり対策
このような角(コーナー)は、テーブルやタンスや柱、窓付近などお家の至る所にあり、全てをガードすることは難しいのですが、赤ちゃんが行ける場所にある角はなるべくすべてガードしてあげると安心です。
素材(ガラスやコンクリート、金属、プラスチック、木材の種類)によっても硬さが違ってきますし、同じ素材でも角が少し丸く加工されているだけでも危険の度合いが違ってきます。
ガラスやコンクリート、金属などは、非常に硬く、ガラスについては割れる心配もありますので、例えばテーブルならぐるりと一周クッションを貼り付けるなどして、直線部分も含めて念入りにガードしましょう。
プラスチックや木材の場合は、テーブルの四隅などの尖った角はコーナーガードを使ってガードして、直線部分については角に丸みがなく尖っている場合や、手の甲をノックするようにコンコンと角にぶつけてみて痛さを確認して、不安な場合は対策すると良いと思います。
こちらの商品は直角部分用のガードもセットになっていてお得♪ カラーはブラウン・ブラック・ホワイト・木の色の4色展開。
コンセントまわりの感電防止対策
コンセントカバーはフルカバータイプがおすすめ
オススメは、コンセントの差し込み口に差し込んでカバーするタイプの「コンセントキャップ」ではなく、上の写真ように全体をカバーするタイプのもの。
コンセントキャップの場合、可愛らしいデザインのものが多く逆に興味をもって近づいてしまったり、お子さんによってはそのうち外せるようになってしまって誤飲の心配もあるので使わなくなった…などの声もあります。
1連タイプのコンセントカバーは100均でも購入できます。2連タイプや3連タイプはこちら。
配線を隠す収納グッズでコード・ケーブル舐め対策
なるべくなら、コンセントは赤ちゃんが近くにいない時にだけ使うようにするとよいのですが、我が家ではインターネットなどをひくコンセントがリビングのど真ん中にあり、常時電源コードなどを繋げておく必要があるため、100均でも購入できる棒状とチューブ状の2種類の配線カバーを使い、先ほどの写真のようにガードしています。
カバーをつけてもやはり存在感があるので、一時期、娘がチューブ状のカバーの方を引っ張って遊ぶことがありましたが、棒状のカバーは両面テープで壁に貼り付けていて、さらに床に敷いているジョイントマットと壁の隙間にガッチリ挟んでいるので、娘が力を入れて引っ張ってもびくともしませんでした。
このように、我が家の場合ジョイントマットがストッパーの役目も果たしていているため問題ないのですが、配線カバーを両面テープで壁や床に貼り付けただけですと、赤ちゃんが引っ張った時にカバーの蓋が外れて中のコードやケーブルが出てしまうかもしれませんので、その場合は棚などの家具を置いて隠してしまう、配線を固定するフックを併用する、最悪赤ちゃんが舐めたりかじったりしても大丈夫なようにチューブ状のカバー(耐久性があってフラットなものがオススメ)を付けるなどの対策をとると良いです。
ガス栓のイタズラ防止
我が家の室内にあるガス栓は、コンセントのように壁に埋まったタイプではなく、床からニョキッと出ているタイプ。
赤ちゃんが気になること間違いなしですので、このようにタオルハンカチを半分くらいに折って巻きつけた後、ヘアゴムでしっかりと留めています。
クッションにもなり、洗い替えもできるので便利ですよ^^
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キッチンや階段にはベビーゲート
我が家では娘がずり這いをするようになった頃に、キッチンの出入り口に小さなベビーゲートを設置しました。
キッチンの出入り口だけでなく、階段があるご家庭なら転倒防止のためにも階段上と階段下にも設置すると安心です。
ゲートの種類としては、「突っ張るタイプ」「置くだけタイプ」「ネジで固定するタイプ」などがありますが、設置可能なら突っ張るタイプのゲートが手軽に設置できて価格もお安いのでおすすめです。
「片手で開閉可能」「自動で閉まるオートクローズ&ロック」「前後に開閉可能」「90度以上開くと固定する」など様々な商品がありますが、キッチンに設置する場合はサイズが合っていればお部屋のインテリアに合うものを選ぶというので良いのではと思います。
なぜなら、私が実際に友人宅などでいくつかの人気のベビーゲートを使ってみたところ、同じ価格帯のものは大差ないと感じたからです^^
ただし、階段に設置する際は前後に開閉可能なタイプのゲートですと、階段側にも開いてしまうことになるため、階段上なら転倒しやすくなったり階段下なら扉が当たってしまうことになりますので注意が必要です。
こちらが我が家のキッチンに設置しているゲートです。
突っ張り棒が使えない間取りのお部屋には、こちらの置くだけタイプが便利です。
テレビ台などの危ない家具家電はベビーゲート・ベビーサークル
娘がずり這いをするようになった頃に、先ほどのベビーゲートと併せて8枚パネルのベビーサークルも購入しました。
ベビーサークルについては、以前こちらでご紹介したように、ちょっと変わった方法でベビーゲートに改造して使っています^^
私がオススメするベビーサークルやベビーゲートの使い方は、サークル内に赤ちゃんを入れる、あるいは赤ちゃん用に小さなスペースをベビーゲートで作るのではなく、危ないものや触れてほしくない家具やテレビなどの電化製品などを一か所にまとめて、ベビーサークルで囲うか、ベビーゲートで塞いで赤ちゃんが入れないようにするという使い方です。
キッチンの出入り口に設置する場合と同じ要領です。
ドアロックやコーナーガード、コンセントカバーなどの安全対策は、子供が赤ちゃんの時にだけすればよいのではなく、子供が危険なものや危険な行動というのを、ある程度自分で判断がつくようになるまでは対策をしておかなければなりません。
ですから、子供がお部屋を走り回れるくらいに成長しても、対策はしておかなければなりませんし、成長とともに、食事や手洗い、お風呂、トイレなど、大人と同じような行動をするようになりますので、子供をいつまでもサークルやゲート内に入れておくことはあまり現実的ではなく、それから子供が小さなスペース内だけに行動を制限されるのは、子供のストレスや運動不足にも繋がるためオススメできません。
ずり這いやハイハイは、なるべくたくさんさせてあげた方が、将来、体が丈夫になるそうです。
危ないものや触れてほしくないものを一か所に集めて塞いでおけば、例えばタンスなら、たくさんの引き出しに、いちいちドアロックをつける必要もなく、角にコーナーガードを付ける必要もなく、子供が成長したあと剥がす手間も省けます。
それから、うっかりロックをし忘れてしまった、あるいはちゃんとロックしたかな?などという不安もないので、親としては精神的にもラクなのです^^
ベビーゲートは手作りすることもできる
我が家の場合、娘が自由に行動できるのは、リビングと寝室なので、リビングだけじゃなく寝室にもベビーゲートを設置しています。
突っ張り棒と布があれば作れます♪
頑張って手縫いで作りました!
この中に、テレビやテレビ台、充電器、空気清浄機、冬場はここに加湿器を置いたりもします。
作る手間はかかりますが、子育てのしやすさを考えると、十分もとは取れていると感じています!
布の上下に突っ張り棒を通す輪を作り、その輪の中に突っ張り棒を通して、壁に固定しています。
布は、使わなくなったレースカーテンを使いました。カーテンにはもともと輪になった部分があるので、片側だけ同じように輪になるように縫うだけで済みました。
* 手作りベビーゲートの注意点
先ほどご紹介したような突っ張り棒を使用した手作りベビーゲートを設置する際は、お部屋の壁が痛んでしまわないよう設置場所に気をつけてください。
丈夫な柱と柱の間や、お部屋の壁が左右ともコンクリートの場合は、設置場所を気にする必要はありませんが、壁が石膏ボードや薄いベニヤ板のような木壁である場合は、しっかりとした下地材(壁の中にある柱)がある場所を探して設置するようにしましょう。
下地材を探す方法としては便利なグッズがあり、壁に細い針を刺して確認するタイプのもの、センサーで探知するものがあります。
詳しくはこちら↓で説明していますのでご参考にしてください!
おわりに
家事をしている間だけでなく、宅急便の受け取りや、トイレ、お風呂上がりにドライヤーをかける時間など、少し目を離しただけでも赤ちゃんはママの姿が見えないと泣いてしまいます。
そのたびギャーと泣かれると、ママは離れている間に赤ちゃんの身に何か大変なことが起きてしまっているかも⁈などと不安になったり、大急ぎで用事を済ませようと頑張ったりと心休まる時間がほとんどなかったりします…。
しかし、しっかりと安全対策をしておけば、例え赤ちゃんが泣いていても、赤ちゃんの安全は確保されているという気持ちから、不安や緊張感から開放され、少しリラックスした気持ちで子育てに臨めるかもしれません。
ママやパパが少しでも余裕をもって子育てができるようにするためにも、万全に対策をして、大切な赤ちゃんの安全を守りましょう!