少し前のことですが、娘が風邪をひいてしまいました。発熱はなく鼻水鼻詰まりがある、いわゆる鼻風邪です。
鼻風邪ってなかなか治らないですよね!ほとんど治ってるけどまだ少し出るって状態が、一週間以上も続きました…。
なんというか、よくある発熱を伴う風邪の場合は、熱は上がっていないかな⁈ などとハラハラして精神的にはきますが、熱が下がってしまえばすぐ回復したりするので鼻風邪に比べると治るのが早い気がしますが、鼻風邪の場合は子供か割と元気なことが多く、ハラハラするほどの心配はないけど鼻水がエンドレスで出ているので、一日中子供を追いかけては鼻水をとるといった日々がしばらく続き、親としては体力的にしんどい……そんな感じがします^^;
赤ちゃん・幼児に苦い薬を飲ませるコツ
まずは一般的なお薬である西洋薬の粉薬の飲ませ方について、我が家で行なっている方法をご紹介したいと思います。…がその前にこちらを。
赤ちゃんには粉薬より座薬がよい
赤ちゃんに粉薬を飲ませる場合、「お薬を少量の水で練って団子やペースト状にして、赤ちゃんの上顎や頬の裏側にすりつけ、そのあと水を飲ませる」という方法が基本的な飲み方とされています。
個人的には、まだ離乳食が進んでいない赤ちゃんには、解熱剤などの座薬を選択できるお薬の場合は座薬を処方してもらうことをオススメします!
ほとんど母乳やミルクの味しか知らない赤ちゃんに、苦いお薬を飲ませることは結構大変なことですし、緊急のときは飲んでくれるかわからない内服薬より座薬の方が確実だからです。
実際にあったことですが、娘が赤ちゃんの頃に先ほどの方法を試したところ、私の手際が悪かったせいもあり、上顎にすりつけた薬を舐めてしまったようで、娘は口に入ったものをすべて吐き出しギャン泣きして、それから口の中に何か入れようとすると全力で拒否するようになってしまったのです…。
その時は熱が39度近くまで上がっていて、解熱剤を飲ませないといけない状況でしたので、私も必死になって飲ませようとしましたがダメで、母乳も哺乳瓶のミルクも拒否され、ただのお水をスポイトで口に入れても全て吐き出され、このまま何も飲まずに泣き続けるよりはいったん寝かせたほうが良いと判断しなんとか寝かしつけ、その後起きたときにやっと少しだけお水を飲んでくれました。
ただでさえ高熱で水分補給が大事だというのに、あの時は本当に焦りましたよ…。
その経験から我が家では、なるべく座薬を処方してもらい、粉薬の場合は次のようにして飲ませることにしました。
赤ちゃん・幼児への粉薬の飲ませ方
1. りんご果汁に混ぜる
娘がまだ赤ちゃんの頃は、このような市販の赤ちゃん用の粉末果汁を常備していました。
こちらは5ヶ月頃から使える赤ちゃん用の粉末果汁です。母乳やミルク以外のこのような飲み物に慣れた赤ちゃんへ飲ませる場合は、手軽に味を変えることができてオススメです。
りんご果汁じゃなくてもよいのですが、個人的にお薬の味との相性を考えると、りんごが一番無難な気がします^^
粉末果汁は酸味が抑えられているため赤ちゃんでも飲みやすいですし、賞味期限が長いので、いざという時のために常備しておくと便利です。
残りはクリップで留めて早めに使い切るようにしていました。
現在2歳の娘には、市販のりんごジュースを少し水で薄めて(酸味を抑える目的で)飲ませています。
ノドが痛いときって酸味があるとしみるので^^;
2. 手作りシロップに混ぜる
ぬるま湯に少量の砂糖を溶かした手作りシロップに、お薬を溶かして飲ませます。
3. 服用ゼリーに混ぜる
こちらは離乳中期(7ヶ月頃)から使える、お薬を飲みやすくするための服用ゼリーです。
スプーンに慣れた赤ちゃんなら、服用ゼリーで飲ませるのが一番手軽でおすすめです。
ポイントは必ず飲みきれる量にすること
1と2については、なるべくお薬を全部残さず飲んでもらうために、必ず飲みきれるくらいの量のお水に溶かして哺乳瓶やスポイトで飲ませてください。
スポンサーリンク
西洋薬より飲みにくい漢方薬が処方されました
今回の風邪ですが、病院で診てもらったところ以前にも処方されたことがある去痰薬などのお薬と、その他、今回初めてとなる「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」という漢方薬が処方されました。
漢方薬については、診察の際に先生から「お鼻に効く漢方薬がありますが試してみますか?」と一言聞かれてから処方されたのですが、最近は西洋薬と漢方薬を併用する先生が多いようですね。
漢方薬を処方した目的は↓このようなことでしょうか。テレビCMでお馴染みの「漢方のツムラ」さんから引用させてもらいますと…
例えば、血圧を下げる、細菌を殺す、精密検査をするなど、西洋医学のほうが得意である分野では西洋医学で対応し、西洋医学では対応しにくい不定愁訴や検査には表れにくいちょっとした不調は漢方医学で治療する。こうすることで治療の幅が広がります。
実際に両者を併用することで有効であったケースが、数多く報告されているようです。
漢方薬と食品の組み合わせ表
もう10年くらい前のことですが、私がまだ一人暮らしをしていた頃、近所の病院に当時では珍しく漢方薬を処方する先生がいまして、よくマズいのを我慢して飲んでいたことを思い出しました^^;
西洋薬の場合は、錠剤やカプセルで味を感じることなく飲めたり、粉薬でも少量で我慢できなくもないレベルの苦さだったりしますが、漢方薬の場合は、だいたい顆粒状で一回の量が多く、独特の味と匂いがすごいんですよね〜(つまりマズい)!
マズくて飲みにくい漢方薬ですが、大人なら気合いを入れてガッと飲んでしまうこともできますが、小さい子供にはできませんよね。
子供に漢方薬を飲んでもらうために、診察の際これを参考にしてくださいと先生からある漢方薬の本を見せていただきました。
確かこの本だったと思います。
その本には様々な漢方薬と身近な食品との味の相性がわかる「組み合わせ表」のようなものが載っていました。
組み合わせ表には、味の良し悪しが◎◯△×形式で書かれていて、例えば漢方薬Aは「リンゴは◎、イチゴは△」漢方薬Bは「リンゴは×、イチゴは◯」のように、どんな漢方薬にどんな食材が合うかが一目で分かるようになっていました。
有名な葛根湯なんかは、ほとんど食品で◯がついていましたが、中にはほとんどの食品で△と×しか付いていない漢方薬もありました(きっと激マズ)。
ほとんど△×だなんて、どれだけマズいんでしょうか…逆に味が気になります 笑
漢方薬との相性が良い食品
数ページにわたって書かれたたくさんの組み合わせの中で、すべての漢方薬において◎か◯が付いたパーフェクトな食品がありました。
それは、チョコアイスと、クッキークリームアイスと、ココアです!
なんと、先ほどの"きっと激マズ"な漢方薬でも、この3つの食品にだけは◯が付いていたのです!!
激マズ漢方薬でも大丈夫なこの3つの最強食品なら、おそらく西洋薬ならまったく味を感じることなく飲めてしまえるのではないでしょうか^^
しかし、漢方薬の場合は一回の量が多く癖も強いので、味をカモフラージュするには食品もそれなりの量を必要とするため、例えば1日3回飲む場合、結構な量のおやつを1日3回も食べることになり、大人や大きなお子さんならまだよいですが、幼児にはちょっと…。
なるべくカロリーが少なく、カフェインや糖分が気になるチョコやココアに頼らず、普段お家にある食品でなんとかできないかなぁ…と考え、こんなレシピを思いつきました。
バナナビスケット
材料
- バナナ 3cmくらい
- ビスケット 1枚半〜2枚
- 牛乳 小さじ2
今回は上の写真にあるミレービスケット(直径3cmくらい)を使いました。
ミレービスケットのこの謎キャラがいつも気になる 笑
作り方
- お皿にバナナとお薬と牛乳を入れる
- ビスケットを適当に砕いて入れる(最後の飾り用に1/2枚くらい残しておいてもok)
- フォークでバナナを潰しながら混ぜたら完成!
ポイントなど
クッキークリームアイスをイメージして、クッキーの代わりにビスケットを、バナナと牛乳でアイスのようなものを作ったといったところです^^
材料については、食後に食べさせるためなるべく分量を少なくしています。
分量が多いほうが薬の味をごまかせますので、おやつとして出す場合はもう少し多めにしていました。
特にビスケットは、たくさん入れたほうがより薬の味や匂いをごまかせます!
牛乳はビスケットをふやかす役目も果たしていますので、ビスケットを増やす場合は、ビスケット1枚に対し牛乳小さじ1ずつ足してください。
他の果物も試してみました
我が家では、食べきれなかった果物は基本的に全部一口サイズにカットして冷凍保存しています。
食べるときは、直前に出してレンジで20秒くらい加熱して解凍しています。
冷凍すると、良くも悪くも食材が柔らかくなるので、今回のように潰して食べる場合は簡単に潰せて便利です^^
柿ビスケット
バナナビスケットの材料のバナナを柿に変えただけ!作り方も同じです♪
バナナと違って水分が多いので、牛乳は少なめでも大丈夫です。お好みで調節してください。
りんごビスケット
こちらもバナナをりんごに変えただけ^^
りんごは味がサッパリしているので、ビスケット多めのほうが良いです!
おわりに
この他に苺も試そうかと考えていたのですが、買いに行けずできませんでした…。苺の酸味がどう出るか…微妙かなぁ?
娘はどれもペロッと完食してくれましたが、私としてはバナナが一番薬の味をごまかせている気がしました♪
柿もなかなか◎りんごはビスケットを多めにすれば大丈夫といった感じ。
これからの季節、ますますウイルスが蔓延しやすくなりますが、どうぞお体にはお気をつけください。
それでは、以上参考になれば幸いです♪