今日は、前回ご紹介しました梅雨入り前にしておきたいカビが生えやすい場所のお掃除について、我が家で行なっている詳しいお掃除方法や、おすすめ洗剤&グッズなどをご紹介したいと思います。
- 家具の裏と後ろの壁、お部屋の隅の掃除
- おすすめお掃除グッズ〈お部屋用〉
- 押入れ・クローゼットの中の掃除
- お部屋にカビが生えてしまった場合
- カーテンやラグ、ソファカバーなど大きなものを洗濯する
- おわりに
家具の裏と後ろの壁、お部屋の隅の掃除
- ホコリについたカビが舞わないよう静かに掃除機をかけて、ゴミやホコリなどを取り除きます。
- 水拭きできる場合は、掃除機で取りきれなかった細かな塵などを固く絞った布巾で水拭きして、こびり付いた汚れには後ほどご紹介する中性洗剤か弱アルカリ性の洗剤をつけて汚れを落とします。
- 湿気でカビが再発しないように、しっかりと乾燥させてから家具などを元の位置に戻します。
カビが生えていた場合のお掃除法は、後ほどご紹介します!
アルカリ性の洗剤は、家具やフローリング、壁紙などを痛めてしまいますので、なるべく中性か弱アルカリ性の洗剤でお掃除します。
ちなみに「水の激落ちくん」などのアルカリ電解水は、pH12程度のアルカリ性ですので、お部屋の壁や床のお掃除ではなく、キッチンなどのしつこい油汚れにおすすめ!(使用する際はゴム手袋をつけて、素手ではなるべく乾くまで触れないようにしましょう)
おすすめお掃除グッズ〈お部屋用〉
マイクロファイバークロスで「ナチュラルクリーニング」!
軽度の汚れならば、汚れをしっかりと絡め取ってくれるマイクロファイバークロスを使って、洗剤なしで優しく水拭きします。
布巾で物理的な力で落とせるレベルの汚れには洗剤を使わない…これが一番のナチュラルクリーニングではないでしょうか^^
カビ取り剤ならともかく、素手で扱えるレベルの洗剤には、一般的な使用法でカビや菌を死滅させるような殺菌効果はありません。
つまり、普通のお掃除でカビや菌をなくすことなど不可能ですから、カビや菌を含む汚れを取り除くこと(除菌)ができたらそれで良く、洗剤はその手助けをするために使うのです。
マイクロファイバーは汚れ落ちは抜群だし、すぐに乾くしいいことずくめなんですが、非常に繊維が細いため綿製品に比べると耐久性は低め。
特にお掃除に使う場合は、洗剤をつけたりガシガシ洗ったりするため傷みやすく、綿素材の布巾のように長く使い続けることは難しいので、消耗品と考えたほうが良いかもしれません。
こちらのレックのお得なセットは、安いのにペラペラじゃなくて使いやすいし、100均のクロスと比べて汚れ落ちがよく耐久性も高いと感じました◎
しつこい汚れには、界面活性剤入り洗剤を使う
先ほど洗剤をつけず布巾で汚れを落とすというお話をしましたが、こびり付いてしまった汚れ(サッと拭いただけでは落ちない汚れ)を落とすにはちょっと骨が折れますし、落ちないからといって力を込めてゴシゴシすると、家具や壁紙などを傷つけてしまいます。
お部屋の汚れというのは、アルカリ性でも酸性でもない汚れ(塵やホコリ、泥汚れなど)も多いですよね。
このような汚れは、界面活性剤の力を使うとラクに落とすことができます。
おすすめ住居用洗剤
先述の通り、お部屋のお掃除には中性or弱アルカリ性洗剤が適していますが、界面活性剤入りのそれらの洗剤は、例えば中性洗剤である食器用洗剤などお家に一つはあると思います。
しかし、希釈して使うことを前提として作られているものがほとんど。
こちらの「ウタマロクリーナー」や「かんたんマイペットスプレー」ような、希釈する必要がない2度拭き不要の洗剤を使うと、お掃除がとてもラクになります。
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押入れ・クローゼットの中の掃除
- 中のものを出して、ゴミやホコリなどを掃除機で取り除きます。可能であれば、壁や天井のホコリも掃除機で取ってしまいます。
- 取りきれなかった汚れを、アルコールや洗剤を使って(詳細は後ほど)布巾で拭き取ります。
- 湿気でカビが再発しないように、しっかりと乾燥させてから中のものをしまいます。
壁がニスやワックス、ペンキなどで塗装されていない木材の場合
アルコール濃度の高い消毒用エタノールや、後ほどご紹介するアルコール除菌スプレーを吹きかけて拭き掃除すると、カビ予防に効果があるうえ乾燥するのも早くておすすめ!
塗装されている場合や壁紙が貼られている場合
アルコールを使うと塗装が剥げてしまうので、家具のお掃除と同じようにマイクロファイバーで水拭きし、必要に応じてウタマロクリーナーやマイペットなども使います。
おすすめアルコール除菌スプレー
こちらは、我が家で愛用中の「エコクイックα」
主原料はサトウキビなどの100%植物由来で、食品添加物規格なので食品にかかっても安心です。日本薬局方消毒用エタノール同等濃度78%vol品。
なんといってもコスパ最高◎
人気のあるこちらの「パストリーゼ77」もおすすめ。スプレーボトルが可愛い♪
先ほどのエコクイックα同等のアルコール濃度77%vol品!
押入れ・クローゼットのカビ対策
キャスター付きすのこが便利
押入れのお掃除って、中のものをいちいち取り出すのが大変で、つい後回しにしてしまいますよね…。
押入れやクローゼットは風通しが悪く湿気がたまりやすいので、風通しをよくするためにすのこを下に置くと良いのですが、
こちらのようなキャスター付きのすのこを使うと、湿気対策になるだけでなく、キャスターが付いていて中のものを簡単に出し入れすることができるのでお掃除がしやすくなります。
結露がひどい押入れには断熱材を貼る
今住んでいるマンションは問題ないのですが、昔一人暮らしをしていたとき、マメに押入れの換気をしているにもかかわらず、すぐにまたカビが生えてしまう…といったお部屋に住んでいたことがあります。
換気をしたり除湿剤を何個も置いたりと努力しているにもかかわらず、またすぐにカビが生えてしまうと、ホント泣きたくなりますよね…。
押入れのカビの原因はほとんどの場合、室内と外の温度差でできる結露。
そんな苦労とカビにサヨナラするためにも、断熱材を使って結露対策をしちゃいましょう。
断熱材は本来なら壁の中に入れて使うものですが、リフォームするのも大変ですし、賃貸物件では無理ですよね。
その場合は、なるべく隙間ができないよう押入れの壁のサイズピッタリにカットした断熱材を、壁にはめ込むようにして置くだけでもかなりの結露対策になります。
断熱材はホームセンターで購入できます。
断熱材にはいろいろと種類がありますが、スタイロフォームは大抵のホームセンターで購入できて価格も安く、カッターで簡単にカットできるのでおすすめ。
ホームセンターでカットしてもらえる場合もありますので、その場合はカットしてもらしましょう。
ちなみにこんなやつです↓
そして余ったら、こんなものに使うこともできますよ^^
お部屋にカビが生えてしまった場合
- 先ほどご紹介したエコクイックαやパストリーゼなどのアルコール除菌スプレーを、カビが生えている場所にスプレーして、カビを無力化します。(*注)
- アルコールが乾いたら、乾いた布巾でカビを優しく拭き取ります。
- アルコールで取れないカビには、後ほどご紹介するカビ取り剤を使います。
*注)アルコール(エタノール)が使えない製品があります。
アルコールは基本的に、フローリングや家具などのニスやワックス、ペンキなどで塗装された製品、アクリルやスチロール製のプラスチック、革製品には使えません。
…しかし、アルコールは揮発するのが早いので、直接スプレーせずに布巾などに少量含ませてサッと拭き取る程度なら問題ない場合もあります(経験上、フローリング、アクリル、革製品はやめた方が良い)。
ただし、変色したり質感が変わってしまうことがありますので、使用する際は必ず目立たないところで試して、問題がないか確認したうえで使用します。
それから、使用中は火気厳禁!アルコールくさくなりますので、お子さんがいる場合は特にしっかりと換気をしながらお掃除しましょう!
アルコールで取りきれないカビにはカビ取り剤を
カビ取り剤は、本来なら木材や家具や壁紙などお部屋のお掃除に使うことはできません。
しかしカビが生えてしまった場合は、軽めのカビならアルコールで対処できますが、黒カビなどの目立つ色素はほとんど落ちませんので、最後の手段としてカビ取り剤を使用します。
* 必ず換気をしながら行い、小さなお子さんがいらっしゃる場合は近付かないよう十分に注意してください。
このような、壁紙やフローリング、サッシなどにも使えるというカビ取り剤もあります。
カーテンやラグ、ソファカバーなど大きなものを洗濯する
カーテンやラグ、ソファーカバー、玄関マットなどのサイズが大きいものや乾きにくいものは、梅雨入り前に洗濯し、カーテンなどカビが発生しやすいものはカビが生えていないかチェックをして、心配であれば洗浄力の高い粉末タイプの酸素系漂白剤で漂白しておきます。
こちらのオキシクリーンは人気がありますね。
こちらの過炭酸ナトリウムはコスパ◎
酸素系漂白剤には界面活性剤や炭酸ナトリウムや香料などが配合されたものなど、様々な商品が販売されていますが、私としては、主成分である過炭酸ナトリウムで十分汚れは落ちると感じますし、ほぼ無臭ですから、アマゾンでその時一番安いやつを購入する…なんていう選び方でも良いのでは?と思っています^^
粉末タイプの酸素系漂白剤は色柄ものにも使える漂白剤ですが、ウールやシルク製品には使えません。
ウールやシルクには、こちらのような液体タイプの酸素系漂白剤を使いましょう。
おわりに
次回は、普段のお掃除がラクになるお掃除法や便利グッズなどをご紹介したいと思っています。
それでは♪