こんにちは♪
「甘夏」という品種の夏みかんで、マーマレードジャムと洗剤を作りました。
夏みかんで洗剤?なんか作るの大変そう…と思われるかもしれませんが、作り方は超簡単、夏みかんの皮をお水で煮るだけです^ ^
マーマレードジャム作りで出た茹で汁(苦み抜きのために茹でこぼした茹で汁)を、捨てずに保存しておいて、洗剤として使います。
後ほどご紹介しますが、食器洗い洗剤のように泡立ったりはしませんが、ちゃんと油汚れが落ちてツルツルになりますよ♪
夏みかんでマーマレードジャムを作るのは、今回が初めてなのですが、薄皮を残しすぎたのが原因だと思いますが、出来上がりは苦くてだいぶ大人の味になってしまいました…。
みかんでマーマレードジャムを作ったことは何度かありまして、みかんの場合は皮や薄皮の苦味抜きをしなくても美味しくできたのですが、夏みかんは苦味が強いので、皮の苦み抜きはしたけれど、薄皮はほとんど剥かずに一緒に煮込んでしまいました。
作る前に薄皮を食べてみたところ、このくらいの苦味なら大丈夫なんじゃないかと思ってしまったのです。。。
なので後ほど、苦くなってしまったマーマレードを、なんとか美味しく食べる方法もご紹介しますね^ ^
夏みかんマーマレードジャムを作る
今回は夏みかん3個で作りました。
皮をむいて、皮を細切りにして鍋に入れます。
切ったそばから、キッチンに夏みかんのフレッシュな香りが漂い爽やかな気分になります♫
いい香り〜*
鍋にひたひたのお水を加えて火にかけ、沸騰したら3分茹でてザルにあげ、また鍋に皮を戻し、これをあと2回繰り返しました。
この時の茹で汁は、洗剤にするので残しておきます*
このあと皮を味見したところ、苦味はある程度抜けていましたが、風味は薄くなっていました。洗剤としても使える香り成分のリモネンは、揮発性が高いし、茹で汁のほうにも移ったのだと思います。
果肉の薄皮と種を取ります。
今回は、種を一緒に煮込まなくてもとろみがついたので使いませんでしたが、種からはジャムに必要なとろみ成分であるペクチンがとれるので、捨てずにとっておきます。冷凍もできます!
そういや昔、柚子の種のペクチンで化粧水を作ったこともあります^ ^
保湿効果もあって、なかなか良かったですよ◎
果肉と皮を鍋に入れますが、果肉は本来なら薄皮をすべて剥いてから入れます!私のように苦くなるので剥いてくださいね^ ^
砂糖をたっぷりめに全体にまぶして、1時間くらいこのままおいて水分を出します。
果肉はフレッシュでも食べたいので、全部は鍋に入れずに、夏みかん1個分くらいお皿に残しています*
水分が出たら火にかけて、沸騰したら弱火で果肉を潰しながら煮込みます。
途中で味見をして、甘味が足りなければお砂糖を足します。
果肉を1個分減らしたからか、酸味が弱く感じたので、レモン汁を適量加えました*
長時間煮込むと、風味がボケてしまいそうな気がしたので、皮がしっかり柔らかくなったら火を止めて、ブレンダーでペースト状にしました。
苦いマーマレードジャムがたくさんできました!笑
甜菜糖を使ったので、少し茶色っぽい色をしています。保存容器に入れて、プラケースのほうは冷凍します。
油も水垢汚れも落ちる!夏みかん洗剤
先ほど捨てずにとっておいた茹で汁は、清潔な保存容器にうつして冷蔵保存します。
保存期間は2、3週間くらいが目安のようですが、作った日からキッチンやお風呂掃除などに毎日使えば、この量だと余裕でなくなると思います。
これは作ってから3日後のことですが、一応pHを測ってみました。ちゃんと校正してからやりましたよ*
5.1ということで、人の皮膚程度の弱酸性ですね!
昔、金魚を飼っていた頃は、紙のpH試験紙を使っていましたが、これからいろいろとやりたい事が出てきたため、思い切ってpH測定器を購入してみました^ ^
夏みかんだけでなく、柑橘類の皮にはリモネンという精油がたくさん含まれていて、油汚れを分解する作用があるのと(高濃度だとプラスチックも溶けちゃうくらい)、茹で汁は弱酸性で軽い水垢汚れなどは落としやすいので、複合的な汚れがつきやすい水回りのお掃除に最適ですね!
まぁ1〜2日くらいでできた水垢なら、洗剤など使わなくても、洗濯前のタオルで乾拭きすれば簡単に落ちますけどね*
それから、不自然で強すぎて臭い合成香料(ごめんなさいね)ではなく、天然の香料(精油)であるフレッシュな柑橘の香りが、使うたびにお部屋に広がるので、消臭効果はもちろん、アロマ効果でリラックスやリフレッシュできて人体にも優しい♪ そして環境にも優しい!!
そもそも「汚れを落とすこと」が目的であるはずの洗剤に、香料なんてわざわざ添加する必要ないですよね?下水処理場でとりきれずに、川や海に流れてしまうのに(大雨が降ったら何の処理もされずに、そのまま海まで流されてしまう…)、切なすぎます。。
みかんなど柑橘類なら何でも良いので、食べた後の皮は捨てずに冷凍したり、干して陳皮にするなどして保存しておき、ある程度の量がたまったら、煮込んで洗剤として使ってみてはいかがでしょうか?
合成洗剤の使用量を減らせるので、これまた環境にも優しいですね♪
食べ終わったあとの食器や調理後のフライパンの汚れは、あらかじめシリコンヘラなどで、ある程度きれいに落としておきます。こびりついた汚れは、食事中などにしばらくお水に浸けておくと取れやすくなります*
一般的な食器洗い洗剤で洗うときも、このように汚れを落としてから洗うと、洗剤の量を大幅に節約できます!
写真のように直接入れちゃっても良いですが、食器の場合は夏みかん洗剤を含ませたスポンジでこすり、最後に水洗いしてお終いです。このあと素手で確かめましたが、油汚れが落ちてツルツルになっていました♪
泡が立たないので、ちゃんと汚れが落ちているのか不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、キッチン台などをセスキや重曹水でお掃除するのと同じで、触ってみてベタつかなければ大丈夫です◎ へんな話、泡で洗っても完璧に汚れが落ちているとは限りませんからね^ ^
素手で洗っても問題ないのですが、出産後、手荒れがひどくなってしまったので、最近は面倒くさがらずにゴム手袋をつけることにしています。
手って年齢が出やすいところですよね〜。ゴム手袋をすれば美容にも良いですし、前回、排水溝ネットをやめたというお話をしましたが、当たり前にゴム手袋をすると排水溝のゴミも平気で触れますし、使い捨て手袋と違って丈夫でお掃除しやすいので、排水溝のゴミをとる前に、ウエスで床やレンジフードの一部を簡単に拭いてみたりなど、素手で洗う場合は絶対にやらないであろうお掃除を、フットワーク軽めにできちゃったりして、なかなか良い習慣がついたなぁなんて思っています^ ^
苦いマーマレードジャムを美味しく食べる方法
すべて「少しだけ」がポイントです!
味見をしながら少しずつ加えてみてください^ ^
白だしに
生姜と白菜と舞茸を、みりん、酒、白だしと、マーマレード(ティースプーン1杯)を加えて炒めました。
白だしを使った和風味のレシピに、マーマレードを少し加えると、柚子のような柑橘の風味がついて、さらに上品なお味に*
こちら↓の陳皮作りでご紹介していますが、マーマレードはきんぴらにも合います◎
味噌に
味噌、みりん、酒、砂糖に、マーマレードを少し加えて作った味噌だれを、ふろふき大根にかけていただきました♪
カレーの隠し味に
チャツネのように、カレーと果物の相性は良いので、いつものカレーに少し加えてみてください。
まだ試していませんが、入れすぎなければ美味しく仕上がると思います*
香りが飛ばないように最後の方で加えた方が良いかもしれません。
ウスターソースに
具材がじゃがいもともやしの、変わり種やきそばに加えてみました^ ^
よくある付属のソースにフルーティーさが加わり、急にオシャレなお味に*
ケチャップやバーベキューソースに
マーマレードはお肉との相性も良いので、ケチャップやバーベキューソースのようなレシピに加えてみてください。
わが家は、家での食事はプラントベースなので作りませんが、昔何度か作ったことがあり、とても美味しかったので、苦いマーマレードでも、量を調整すれば美味しく作れると思います!
チョコレートに
チョコビスケットにのせていただきました。
大人の味で苦うま♪
トーストに
バターとマーマレード
あんことマーマレード
チーズとマーマレード
ぜ〜んぶ美味♪
以上、どれも美味しいのですが、入れすぎると苦みが強くなってしまうので、そこだけ注意してくださいね^ ^
それでは今日はこの辺で*