ゆっくり歩いていこう

WEB/グラフィックデザイナー、プログラマー。娘とパパと私の3人家族。親兄弟と離れた都会で暮らす子育てのこと、子供の工作や手作りおもちゃ、時短家事などをブログで綴っています。

【コスパ最強!】マグネシウム粒で超簡単♪誰でも作れる「アルカリ性洗剤」

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ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

こんにちは♪

突然ですが、皆さんは普段のお掃除に、どのような洗剤を使われていますか?

わが家では、子供の将来のためにもサステナブルな暮らし方をしたいので、なるべく環境負荷の少ない洗剤を選びたく、お水やお湯で汚れが落ちる場合は洗剤を使わずにこすり洗いをして汚れを落とし、洗剤を必要とする場合はクエン酸重曹アルカリ電解水石鹸発酵アルコールを使っています。

洗剤は汚れの種類や掃除場所などによって、酸性・中性・アルカリ性の洗剤を使い分けると良いと言われていますよね。

最近、お酢を手作りすることに成功しまして、お酢は空気中や果物やお花の蜜などに存在する酢酸菌が作ってくれますから、手作りヨーグルトのように自宅で無限に増やしていくことも可能なので、これを酸性のクエン酸代わりにお掃除にも使ってみようかと考えているのですが、

その逆のアルカリ性の洗剤も、無限に手作りすることができたら良いなぁと考えていたところ、何年も前に購入してタンスの肥やしとなっていた、マグネシウム粒があることを思い出しました。

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マグネシウム粒は、衣類の洗濯に、洗濯洗剤と併用して使っていますが、効果のほどは、多少の消臭効果があるかな?といったくらいで、正直あまり分かりませんし、調べたところ一定時間お水につけておかないと、お水のpHが十分に上がらないのと、洗濯物が多いと結構な量を必要とすることが分かりましたので、気休め程度に使っています。

摩擦によりファスナーが開いて、粒が袋から出てしまうかもしれないので、万が一のために、上写真のように洗濯ネットを2重にしています。何年も使っていますが、外側の袋のファスナーが開いてしまったことはありますが、粒が外に出たことはありません^ ^

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マグネシウム粒の商品パッケージに使用回数300回以上と書いてありましたが、毎日使っているのに、多少小さくはなってもすぐにはなくならないので、年に1回くらいチェックして、少しだけ足しています。

そもそもの購入目的は、洗濯ではなくお風呂に入れてマグネシウム風呂にするためでしたし、今ではこんな風になんとなくで使っていたため気がつきませんでしたが、マグネシウム粒があれば、無限とは言えなくてもかなりの長期間お水さえあればアルカリ性洗剤を好きなだけ作り続けられるのではないかと思いました。

ということで、マグネシウム粒で水道水のpHがどのように変化していくのかを調べました*

水道水のpHを調べる

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まずは水道水のpHを測ります。

中性だとは思いますが、マグネシウム粒を入れた後に、どれくらいpHの数値が変化するのかを調べるために測っておきます。

7.4pHの中性です。

このpH測定器は、溶存水素酸化還元電位を測ることもできるので、実験がてらそれらも測ってみました。

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溶存水素は0です。

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酸化還元電位は、いつまで経っても数値が定まらなかったため、だいたいのところで測定を終了しました。

だいたい109mVくらい。東京23区内に住んでいますが、7.4pHでこの数値なので、意外と塩素濃度は高くないのかもしれない。

でも前述の通り、数値がコロコロ変わって定まらなかったので、私のやり方が間違っていたのかもしれません。。

こういうデータ↓を見るとちょっと疑ってしまう。

全国水道水ORP一覧 | 色々な水の酸化還元電位表・比較

実験① マグネシウム粒によるpHの変化

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どこかのマグネシウム粒の商品ページに、「水500mlに対しマグネシウム粒20g」と書いてありましたので、今回は水道水1Lに少し多めの50gのマグネシウム粒を入れて実験することにしました。

何年も前に購入したので、パッケージが少し変わっていますが、おそらくこの商品だと思います。

黒いペンで塗りつぶされている部分がありますが、私がしたわけではなく、この状態で届きましたので、何か事情があったのかもしれません。洗濯マグちゃんの件に関係しているのかな…?

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使い捨て製品の使用は控えていますが、昔購入した排水溝ネットが余っていましたので、これにマグネシウム粒を入れて1回結び、そのあと排水溝ネットを裏返して被せてまた結んで、また裏返して結んで…というやり方で、ネットを3重にしました^ ^

これでしばらくの間は破けないでしょう!笑

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このマグネシウム粒を、水道水が入った容器の中に入れてフタをして何もせずにこのまましばらく放置します。

3時間後

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マグネシウム粒を入れてから、3時間が経過しました。気泡が付いていますね!水素かな

水素は可燃性ガスですが、一瞬で空気中に拡散して薄まりますので、一般的なお家では心配ないと思いますが、念のため火気には近づけないようにします。

この後のすべての測定について、測定する直前に毎回5回程度容器の上下を返すように振ってから測定しました

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9.16pHまで上がりました。

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念のためにこちらも。

溶存水素840ppbに。水素水になりました!

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酸化還元電位−279mVです。

数値が下がるほど還元力が強くなりますが、飲んだら身体に良いのかな…?でも一応、食用ではないのでやめておきます 笑

こういうのに頼らなくても、普段から還元力の高い、新鮮な野菜や果物を食べていれば良いんじゃないかな^ ^

24時間後

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9.5pHです。若干上がりましたね。

3日後

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9.82pHです。

セスキと同じくらいの弱アルカリ性ですね!

また若干上がりましたが、これ以上すぐに大きく変化することはなさそうなので、ここで終了します*

普段のお掃除に使うアルカリ性洗剤としては、十分な数値ですね♪

実験② 黒くなったマグネシウムによるpHの変化

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実験①で使用したマグネシウム粒が、酸化して黒くなりましたので、この状態で同じく水道水に入れたらどうなるのかを調べてみました。

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一応その前に、この日の水道水のpHを測っておきます。

7.5pHです。3日前とほぼ同じです^ ^

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新しい容器にまた1Lの水道水を入れて、黒くなったマグネシウム粒も入れて、フタをしてこのまま放置します(写真左)。

実験①のマグネシウム水(写真右)は、このまま放置したらどうなるのか調べたいので、使わないで置いておきます。その結果は後ほど

10分後

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7.67pHです。

10分でアルカリ度が上がるという情報があったので調べてみましたが、酸化しているからかほとんど変わりません。

30分後

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8.05pHまで上がりました。

短時間ではそんなに上がりませんね。

1時間後

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8.38pHです。

重曹と同じくらいの弱アルカリ性になりましたが、もうちょい上がってほしい!

3時間後

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8.75pHです。

実験①では、同じく3時間後に9.16pHまで上がりましたので、酸化すると反応が遅くなるのかもしれません。

6時間後

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8.93pHです。

雑菌の繁殖を抑えるためにも、目指すは9.0pH以上!あとちょっと!

24時間後

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9.25pHです。目標達成

9.0pHを超えましたので、ここで実験を終了します♪

酸化したマグネシウム粒でも、数時間〜1日以上お水に浸けておけば、お掃除に使えるレベルの弱アルカリ性になることが分かりました。

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ただし、以前マグネシウム粒を毎日お風呂に入れていた頃は、もう少し黒くなっていた気がするので、もっと酸化が進めばpHは多少下がる可能性があります

ちなみに黒くなったマグネシウム粒は、クエン酸水に浸すと、あっという間に膜が剥がれて元のきれいなシルバー色に戻ります^ ^

実験③ 手作りマグネシウム水のpHの変化

実験①で、3日後に9.82pHとなったマグネシウム水を、中のマグネシウム粒を取り出した状態で放置したら、どのように変化していくのか調べてみました。

3時間後

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9.77pHです。若干下がりましたね。

6時間後

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9.76pHです。ほとんど変化なし。

24時間後

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9.74pHです。ほとんど変化なし。

3日後

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9.66pHです。

多少下がりましたが、マグネシウム粒が入っていなくても、3日間は9.0pH以上を保てることが分かりました。

水道水を注ぐだけで簡単に作れますし、pHが下がるのが心配であれば2.3日に1回作り直せば良いので、これ以上、長期にわたってpHを保持しなくても良いかと思いましたので、ここで実験を終了しました*

スプレーボトルに入れてお掃除に♪

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これをスプレーボトルに入れたら、様々な場面で使えますね!

余ったマグネシウム水は、そのまま捨てるのはもったいないので、お風呂に入れたり、洗濯に使ったり、薄めて植物の水やりに使ったりなど、いろいろ活用してみようと思います♪

この手作りのマグネシウム水は、重曹やセスキ、その他のアルカリ性洗剤よりも超コスパが良いし、毎回、袋を開け閉めして粉を計量したり、しっかり混ぜて溶かす必要もなく、おまけにコンスタントに洗剤を買い続ける必要もなく、ゴミも減らせて脱プラにもなり、ただのマグネシウム水なので環境にも優しいし

こ、これは…最強のアルカリ性洗剤と言えるのではないでしょうか?!笑

洗剤メーカーさんにとっては、商売あがったりかもしれませんが、ヘンな噂を流されても気にせず使い続けようと思います^ ^

 

以上、参考になりましたら幸いです♪

それではまた!