コロナ禍で大変な状況が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
前回の投稿より一年くらい経ちますが、娘もパパも私も幸い無事に過ごしております。
ただ親とは流行後、一度も会えていないのが寂しいところです。
さっそく本題に入りますが
今日は「子供の困りごと」について、アイデアを一つと、工作を教えるコツや困りごとに効果的な関わり方などをご紹介できたらと思います。
子供の困りごとには、何かプレゼント(報酬)を出して交渉をすると、割とスムーズに解決することがあるかと思いますが、
とはいえプレゼントを頻繁に与えていたら、なんだか勘違いな大人になってしまいそうだし? 度々おやつをあげていたら、ご飯が食べられなくなってしまいそう…
そんな時は、廃材を集めた工作セットをプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
わが家の場合はですが、例えば、おもちゃが散らかっていて片付けて欲しい時、片付けてと言ってすんなり動いてくれる場合はそれでよいのですが、何度も言ってダメなときは、「お片付けが終わったら素敵なプレゼントをあげまーす!」なんて言うとうまくいくこともあります 笑
興味関心事は人それぞれ違うので、絶対うまくいくとは言えないのですが、
このような子供の興味をひくアイデアの引き出しというのは、多ければ多い方が良いと思っています。
ヒットする確率が増えれば、子育ての負担もその分軽くなりますから。
あ、当たり前な話ですが、危険なことや反社会的なことはダメですけどね…。
ぜひ引き出しの一つに加えてみてはいかがでしょうか☆
こちらは先週娘にあげたプレゼントです。
下の方にある赤紫色のものは、紫玉ねぎの皮です。色がキレイなんですよ〜
いつもこんな感じで冷蔵庫の横に吊るして集めています。
そして袋ごとそのまま渡しちゃってます 笑
あれこれ集めるとキリがないので、このポリ袋に入る分だけにしていますが、結構大きなポリ袋なので、900mlのペットボトルも余裕で入ります。
あ、それより後ろのやつが気になります…?
これは不要になったチラシや冊子などをカットしたものです。
この上で野菜の皮をむいたり、生ゴミと一緒に袋に入れて水分を吸わせたり、食べ残しを拭いて捨てたり、サニタリー用品など見せたくないものを包んで捨てたり…などいろいろ使えるんです 笑
工作セットで作るもの
工作セットで何を作るのか…については、廃材ですし、失敗しても作ろうと思えば何度でもチャレンジできますから、
ぜひ出来栄えには一切こだわらずに、まずは興味を持たせることに注力してみてください。
例えヘンテコなものができても、楽しいと思わせられたら大成功です^ ^
反対にこれが嫌な経験となれば、しばらくこのプレゼントには見向きもしないかもしれません。
何を作ったら良いか分からない様子でしたら、簡単に作れそうな工作をネットや本などで探して作り方をゆっくりと見せてあげたあとに、大人と一緒に作ると良いです。
決められたものを作ったり、あらかじめどんな事をするのか知っておいたほうが進めやすい子もいます。
例えば、来年の干支の牛を作ろうとしたのに、豚みたいになってしまったり、よく分からないものができても、全然良いんです。
あれ?豚さんにも見えるね〜っなんて言いながら子供と笑って、どうしたら牛に見えるようになるか一緒に考えてあげてもよいし、
アイデアが見つからなければ、こうしてみたらどうかな?と一緒にパーツの位置を変えてみたり等いろいろ試してもよいし、
修正せずに、よくできました!としてもよいし、じゃあこれは豚さんにしよう!って豚にしちゃうのでもよいし、
何を作るのかは大人が決めても、着地点は子供と一緒に子供の様子次第で決めていく感じが良いと思います。
難しい作業は手伝ってあげましょう。
子供に興味を持たせるためのコツ
できないと楽しくないので、まずはすごく簡単なものにすると良いです。
大人に干渉されすぎても、放置されすぎても楽しくないので、できないときはあまり喋らずにゆ〜っくりとやり方を教え、それで何度か挑戦してできなそうでしたら、例えぐちゃぐちゃになっていたとしてもOK(頑張ったね!)として進めてみてください。
興味がなさそうなら、〇〇(好きなキャラクター等)を作ろうと思ったんだけどどうかな?などと提案してみたり、
それ以上言わずに、子供の見えるところで大人だけでまず何か作ってあげても良いと思います。
そんな大人の様子を見て興味を持つこともあります。
興味がなさそうだけど、大人が一緒にすれば興味を示すといった場合は、簡単なものを短時間でもよいので、ぜひ一緒に作る機会を何度か作ってみてください。
人の興味関心は未知数で、そしてそれは経験や発達とともに変化しているものですから、子供の心の中は親であってもわかりません。
危険な行為に至らなければ、あまり干渉せずに見守り、何か困っていたら助けるといった感じで自由に作らせてみてください。
できあがったら、下手っぴでも、あまり直したりせずに堂々とお部屋に飾ってあげます。
壊れてしまったら・・・
下手っぴなのですぐに壊れたりしがちですが、そのときはセロハンテープなどを使って、一声かけてから子供の見ているところで補修してあげると良いです。
その時、もし興味がない様子でも、あまり見ていなくても良いんです。
あとで知らない間に見て、何かに気がつくかもしれません。
このような経験、体験を積み重ねて、少しずつ上手く作るコツを掴んでいきます。
失敗しないと柔軟に対応する力がつきません。
失敗は成功のもとです。本当に。
大きな失敗はなるべくなら避けたいので、小さな失敗を積み重ねて成長させるんです。
ローマは一日にして成らずです。
子供と大人は違う生き物…?
子供は視野も狭いし、力も弱いし、経験量が少ないのでまだまだ出来ないことや分からないことだらけ。
子供に限らずですが、人より感覚が鋭かったり鈍かったり感じ方が大きく異なる場合もあります。
大人とはもはや別の生き物だと思って丁度良いのかもしれません^ ^
冗談抜きで、身長も低いし、骨の数も違うし、歯も揃ってなかったりすきっ歯だったりするので、リアルに大人とは全く違う身体で日々生活しているんですよね。。。
(すきっ歯で毎食食べるなんて、想像するとかなりストレスフルだな…)
親子の努力が足りないのではない
こんなにも大人と違うんじゃ、いくら頑張ろうが大人のようにはうまくいかないはずです。
それから、発達のスピードや得手不得手は一人ひとり違いますから、他人と比べるのは時間の無駄でしかなく、
できない子供、あるいはできない子の親は、努力や根性が足りないという理由でその子が成長しないのではなく、鍛えればどうにかなるという話ではないんですね。。。
教えることはとても大切なことですが、
よい加減を見つけながら、失敗も成功も子供の今のありのままの姿を受け入れ頑張りをぜひ認めてあげてください。
それが大きな成長への一番の近道であると私は考えます。
子供の困りごとに
もし嫌がっていたら無理に勧めないでください。
大人でもそうですが、苦手なものを勧められては鬱陶しいし辛くなるだけですもんね。
人の感情を無視して、物事はうまく進むはずがありません。
相手はロボットではなく感情を持った人間なのですから。
どんな正論や理屈をつけてぶつけようが、ある(嫌がっている、困っている)ものを、無いこと(無視)になどできないのです。
誰しも余裕がないと、行きすぎた思考に囚われやすくなりますから、そんな時は迷わず、相談できる人に話してみてください。
困ったときはお互い様です。
傷つく言葉は無視して、耳が痛い言葉には勇気を持って耳を傾けてみてください。
今の状況が永遠と続くわけではありません。
子供に考えさせる時間をあげて、大人は望ましい姿を見せてあげましょう。
子供の言動すべてに必ず理由があります
子供の困りごとには必ず理由があります。
とはいえ、なぜそういう言動をとるのか、その理由、その要因は何なのかを見極めるのには時間がかかるし、専門家でも難しいことかもしれません。
でも危険なことでなければ、それを無理にやめさせたり頑張らせたりせずに、子供のためにも家族のためにも、困りごとを本人や家族、それから社会的にも受け入れられやすい形に置き換える方法を見つけていくことが必要です。
それには、必ず家族だけで抱え込まずに、専門家に相談したり、いろんな人の意見を聞かなければ見つかるものも見つかりません。
工作の話にもどしますが、
意味のあることをしなくて全然良いんです。
ただハサミで適当に切っただけ、とか、
何も加工せずにセロハンテープで全部繋げただけ、とかでも◎◎◎
もしかしたら、
ハサミでうまく切る練習をしているのかもしれません、
セロハンテープでうまく貼る練習をしているのかもしれません。
今、どんなことに興味関心をもっているのかを見極め、認めてあげてください。
それから、そのようなことは一朝一夕でできることではありませんから、まったくおかしな事ではありません。
もし大人からするとプレゼントした意味ある?とか思ってしまいそうな様子でも、適度に関わりながら気長に成長を見守ってあげてください。
そういった一見、意味のないように見える部分に、子供の成長に欠かせない要素がたくさん含まれているものだと思います。
近々、今回のプレゼントを使って娘と一緒に作った工作をご紹介できたらと思っています。
それでは、長くなりましたのでこの辺で。
今日も子育て本当にお疲れさまでした!
よいお年をお迎えください♪