ゆっくり歩いていこう

WEB/グラフィックデザイナー、プログラマー。娘とパパと私の3人家族。親兄弟と離れた都会で暮らす子育てのこと、子供の工作や手作りおもちゃ、時短家事などをブログで綴っています。

ニットのお手入れ・毛玉取り*衣類を長持ちさせる方法

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ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

こんにちは♪

今日はニットの毛玉ケアなど、衣類のお手入れについて書いていきたいと思います。

ニットだけでなく、家庭では洗えないコートなどのメンテナンスにも使える方法かと思います。

私は洋服だと肌触りの良い綿や麻製品が好きなので、普段あまりニットを着ないのですが、ウールカシミヤなどの動物繊維は、繊維の中で一番汚れや臭いが付きにくく、生分解性があり、マイクロプラスチックも出ないのでサステナブルな繊維と言えるかと思います。

ただニットは毛玉ができやすかったり、間違った洗濯の仕方で縮んだりなど型崩れしやすいので、ちょっと扱いが難しく感じますよね。

これからの時代のファッション

突然ですが、ファッション業界の環境負荷ってめちゃくちゃ大きいことをご存知でしょうか?

水の大量消費や薬品による土壌汚染大量の廃棄物などなど…、他にも児童労働過酷な労働環境などの人権の問題もありますが…。

このような環境負荷や人権の問題を下敷きにして、これまで私たちが慣れ親しんだ大量生産・大量消費・大量廃棄が成り立っていたわけですが、もうそんな時代は終わりましたね。

これからの適量生産・適量購入・循環利用という取り組みの中で、私たちができることは、簡単に言ってしまうと

むやみに新しい衣類を買わずに、衣類を適切にケアしながら大事に長く着ていき、ゴミを減らす

といった感じでしょうか。

そういやイギリス王室では、同じ衣服や靴をリペアしながら何十年も着用していたりするようですが、そんな感じでお気に入りの衣類を大事に愛用していけたら素敵ですね♪

とはいえまぁ…王室とはライフスタイルが違いすぎるので、日頃付く汚れやダメージ具合も違うだろうし、ヨーロッパの気候は夏は涼しく湿度も低いし、そもそもリペアにかけられる経済力も違うので、同じようにとはいきませんが、将来的に誰でも簡単にリペアできちゃう仕組みができたらいいなぁなんて思っています^ ^

個人的には特に!スニーカーのかかと部分のソールだけ取り替えられたら嬉しい!

服は洗わない方が長持ちする

衣類は極力、洗わない方が美しさが長持ちします。

私の夫はアパレル業界に勤めていまして、基本的にスーツは着ませんので、もっぱら私服で過ごしているのですが、職業柄それなりに見た目に気を遣わなければならないため、高級な衣類を着ることも多く、洗濯には特に注意を払わなければなりません…。

どんな繊維でも、洗濯機で洗うと摩擦が多くなるため(ドラム式は特に)、毛玉型崩れ色落ちが発生しやすいんですよね。

大事なオシャレ着は、汚れたらなるべく部分洗いだけで済ませると良いのですが、たくさん汗をかく夏服などそうも言っていられないオシャレ着は、オシャレ着用洗剤を使って優しく手洗いするか、洗濯機の手洗いコースで洗うと良いですね。

冬服に多い動物繊維なら、汚れも臭いも付きにくく、夏ほど汗をかきませんので、適切にケアをしていればワンシーズンに1回くらい洗濯するだけでも問題ありません。

不衛生と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、コートなどの上着を毎日洗わないのと同じです。

汗や皮脂汚れを防ぐために、ちゃんとインナーを着用するのはもちろんですが、インナーを工夫すればよりしっかりと防げますし(ハイネックインナーで襟元の皮脂汚れ防止、汗脇パッドつきインナーで汗ジミ防止など)、スチーマーを使うと除菌消臭もできますし、タオルやハンカチと違って衛生面にそこまで気を配らなければいけないものでもないので、「毎回洗濯しなければいけない」という価値観を手放し、「小綺麗にしておけば良い」といった価値観で洗濯回数を減らすと、衣類は驚くほど長持ちします。

ニットは手洗いした後、軽く引っ張って形を整え、縮みを直してから平干し陰干しすると良いです。

わが家ではこれを使っています↓

 

それから、わが家では水で洗える2軍くらいのオシャレ着は、裏返しにして小さく畳み、服とぴったりサイズの目の細かい洗濯ネットに入れて、他のものと一緒に洗ってしまっていますが、洗剤は蛍光剤や漂白剤が入っていない液体洗剤を使っています。

最近は無印の洗濯洗剤がお気に入りです♪

衣類のお手入れ道具

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こちらはわが家で愛用している衣類のお手入れ道具ですが、埃やゴミを払ったり、毛並みをそろえたり、除菌消臭するのに使ってます。

左から順にご紹介していきます。

馬毛ブラシ

こちらは柔らかい白馬毛のブラシです。

静電気除去繊維が混毛されているためか、ゴミが再付着しにくく落としやすいです。

ウールやカシミヤなどの動物繊維の衣類ケアや、コートなど洗えない衣類の汚れやゴミを払うときにも使っています。

豚毛ブラシ

左から2番目は無印の豚毛ブラシです。

馬毛よりもコシがあり硬めなので、アクリルやポリエステルなどの化学繊維のニットのケアなどに使っています。

毛玉取りブラシとブラシクリーナー

こちらは豚毛よりも硬い猪毛の毛玉取りブラシとクリーナーのセットで、毛玉を取ったり、毛玉をほぐしたりするのに使っています。

小さいはさみ

100均の刃先が丸いセーフティはさみを使っていますが、眉毛用などの丸くないハサミで問題ないです。

毛玉とりブラシや電動毛玉取り器を使いたくないニットの毛玉を取るときに使います。

電動毛玉取り器

広範囲にできてしまった毛玉を取るときに使います。

高級なニットや毛足の長いニット、お気に入りのニットでデザインが凸凹している部分には使わないようにしています。

スチームアイロン

こちらはアイロンとしても使えるパナソニックの衣類スチーマーです。

コンパクトで軽いし、横向きでも下向きでも向きを選ばずに使えるところが良いです。

アイロンとしても必要十分でとても使いやすいので、それまで持っていた大きなアイロンは処分しました^ ^

作業シート

作業シートとして載せていますが、右端にある布製品は普段、食卓で使っているランチョンマットです 笑

ダイニングテーブルの上でお手入れすることが多いので、テーブルの傷防止のために、アイロンの下やスチームを当てる時に衣類の下に敷いたりするのに使っています。

ニットを長く大事に着ていくためにはマメにお手入れする必要がありそうなので、こんな汎用性のあるアイロン台があると便利かと思います。

 

掛けて収納できる

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細かいものは袋に入れて、

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こんなふうにS字フックに掛けて収納しています。

お手入れしていきます

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まずは夫のニットから。

3着ともウールのニットですが、細かく切り替えがあり質感が変わるデザインで、可愛いんだけど、お手入れはしにくいです…。

キレイに長く着るなら、お手入れしやすい普通のツルッとしたニットが一番いいですね^ ^

まずは白馬毛ブラシで全体をブラッシングしていきます。

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まだ一度も手入れしていないようなので、毛や細かいゴミが付着していますし、ところどころ毛玉ができていたり、だいぶ質感が変わってしまった部分もあります。

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黒いニットだからか、近づけて写真を撮るとなぜか色味がおかしくなっちゃうのですが、ゴミが取れて毛並みも整ってだいぶ印象が変わりましたね!

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次にスチームを当てていきます。

他の場所もそうですが、この部分の素材が特に毛玉になってしまっていて、本当はモヘヤのようにフワ〜っとなっていたのに、全体的に毛玉というか毛束のようになってしまっています…。

スチームを当てると、面白いことに隠れた粉のようなゴミが奥から出てきまして(上写真)、ゴミは軽くニットを振るだけで落とすことができました。

ニットの詳しいお手入れ方法について、オススメの動画を後ほど載せておきますので、ぜひ見てみてください

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スチームの熱や湿気を飛ばしてから、目立つ毛玉だけハサミでカットしました。

この部分は特殊な毛糸?編み方?で、カットしすぎると毛がなくなってしまいそうな感じがしましたので、少しだけに留めておきました。

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こういう飛び出したやつはカットするか、一般的なニットであれば細いかぎ針を使って内側に入れたりもできそうですが、特殊なニットなのでブラシで毛の絡みをほぐして馴染ませられたらと思ったのですが、これが豚毛や猪毛のブラシでもなかなかうまくほぐせない…。

これは自信のある方限定ですが、こんなときは爪で優しく左右に裂いてあげると…

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こんなふうにフワッとなります^ ^

決して引っ張らないようにしてくださいね

その後、この部分だけ豚毛ブラシで軽く叩いて馴染ませました。

 

他の2着は馬毛ブラシでブラッシングするだけで毛玉も取れて、毛並みも揃ってだいぶキレイになりました。

こちらはグレーのニットbefore

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after

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なぜか写真にすると、違いが分かりにくいだけでなく、かなり色味がおかしくなって、なんだか汚い感じに見えてしまうので、夫のニットの話はこれでお終いにしておきます…。

ちなみに右下部分の白っぽいゴミのようなものは、ゴミではなくラメです^ ^;

化学繊維のニット

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こちらはアクリルポリエステルポリウレタンで作られた子供服のニットです。

子供服はそのうちサイズアウトして着られなくなるので、よっぽど気にならない限り毛玉取りもしないし、着たら毎回他のものと一緒に洗濯機で洗っています。

before

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このニットは数年着ていますが、ほとんどケアしていないので、写真では分かりにくいのですが、毛玉だらけになっています…。

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豚毛ブラシでブラッシングだけしました。

編み方にもよるかもしれませんが、化学繊維は硬いので、馬毛だと弱くて物足りない感じなんですよね。

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こういった切り替えのある部分の長い毛玉は、ハサミでカットしていきます。

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それだけでも、こんなに出ました 笑

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最後に電動毛玉取り器で全体の毛玉を取ると、こんなにキレイに生まれ変わりました!

でも写真にすると違いが伝わりにくいんだよなぁ。。

 

じゃあ、これならどうでしょうか。

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まだ一度も毛玉ケアしていない、私の靴下

やばっ!

この前、子供がこの靴下を見て「ママは毛玉気にならないの?」と聞いてきました。

私は「家用だからそこまで気にならないかな〜」と返しつつも、よくよく見ると結構ヤバい

私はハッとして、つい在宅ワークで慣れると身だしなみにあまり気を遣わなくなりがちなので、感覚が狂わないように気をつけようと思いました^ ^;

電動毛玉取り器で一気に刈っていきます。

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こんなにキレイになりました新品みたい

化学繊維は硬い毛玉ができやすく、毛玉取りブラシでは歯が立ちませんので、電動毛玉取り器があると便利です。

乳幼児のいるご家庭では、忙しいママの衣類ケアぜひパパがしてあげてくださいね

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小さな子供服と靴下だけで、こんなに毛玉が出ちゃいました

これだけ繊維のボリュームがなくなったということですので、長く着たいオシャレ着は小まめにお手入れしてなるべく毛玉ができないようにしていきたいと思います^ ^

洋服ブラシやスチーマーの使い方

参考になったオススメの動画を載せておきます。

こちらは私が最近ハマっている石川俊介さんの動画↓

早くからサステナブルなモノづくりをされているファッションデザイナーさんで、アーティスティックな雰囲気なのに気さくな人柄で、なんだか妙に面白い感じもあってハマっています^ ^

ブラッシングについて、お手持ちのブラシや服の繊維によってはあまり強くかけすぎると生地が痛んでしまう可能性もありますので、ちょうど良い加減を見つけてみてください。

ー 追記 ー

後日、この動画がアップされていましたので載せておきます。こちらもとても参考になりました!

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以上、参考になりましたら嬉しいです。

それでは♪